8月15日、川崎ボトムズアップ

8月15日は、川崎のボトムズアップさんにて、弾き語りの出演がありました。
この日は、「ボトムズキャンドルナイトvol.1」というイベントでした。
ボトムズ初のアンプラグドイベントで、会場の雰囲気もまさにキャンドルナイトという感じでした。

セットリストは、こんな感じでした。

1 海の見える街
2 最終電車
3 諦観と太陽
4 エコバッグ買い過ぎ問題
5 kokoro no
→途中でよく分からなくなり、「花どろぼう」を演奏
6 砂糖水
7 スメルズライクチョコミントレモン

完全に生音のみ、アコギの音と自分の声のみ、ということでしたが、演奏自体はやりやすかったと思いました。
今回は、客席側で演奏する形式で、むしろステージにも客席がある、という状況でした。(出演者が客席で取り囲まれているのに近い状況、というか)
生音のみで、かつ、お客さんの中で演奏するような状況だと、自分で自分の出している音が上手くモニターできない、ということが起きるのが、実は懸念事項でした。
ただ、お客さんがみなさん、非常に静かに、真剣に聞いてくれている感じがしたんですよね。
だから、そういう心配は杞憂に終わったというか、むしろいつも以上に「自分の音」に集中できた感じがして、とても気持ち良く演奏することが出来ました。
(多分、みなさんがわーっと喋ったりしている中だったら、ちょっとやりにくかったかもしれない)

そういう意味では、お店側の会場の作り方がとても良かったのだと思います。
照明を落として、キャンドルの灯りやスポット的な照明のみにして、全体的に暗めの雰囲気にしていたこと。
(誰かと落ち着いて話す時には、少し暗い方が気兼ねなく話に集中できたりしますよね)
あとは、転換のBGMとかも一切無しだったので、いつものライブハウスと違う空気感が出ていたように思いました。
これまであまり意識したことが無かったのですが、会場の雰囲気づくりも、ライブの中身を左右する要素のひとつなのだな、と思わされた感じでした。

あと、他の出演者の方のアコギの音が、本当にひとつひとつ違う音なのがよく分かって、面白かったです。
ボディーをどのくらい体に密着させているか、立っているのか座っているのか。
あとは、サウンドホールの向きによって、聞こえ方が全然違うことにも気が付いたのですが、それ以上に、そのサウンドホールから出た音が、更にどこにぶつかって、どういう反響をするか、それによっても、また聞こえ方が変わってくるなあ、と感じて、すごく楽しかったです。

自分の演奏についてですが、またしても曲が出てこない、というミスをしてしまいました…
やり慣れていない曲だったので、リハーサルがあったらちょっと違ったかな?とは思ったのですが、まあ、自分の失敗に他なりません。
やり慣れていない曲がとっさに出てこない、というのは、自分の場合、始まりの音の高さがよく分からなくなって、高さが分からないと喉の締め方(?)も分からなくて、それで出てこない、ということが多いように思います。
(まあ、だから練習して慣れるしかないのですが)
あとは、こういう特別なイベントの時には、特別に合わせて少し特別なセットリストを、という考え方も有りだと思う反面、あえて定番の曲を持ってくる、ということも、一方では考える余地があるのかな、と思わされました。

とはいえ、すごく楽しく演奏できたと思います。
なんというか、自分が日頃から考えていることを、みなさんの前に喋りに来たような感覚だったというか。
そして、演奏中も、自分とのやりとり、みたいなものが、いつも以上にあったと思いました。
「砂糖水」を演奏している時に、「こういう声の出し方の方が、何となくこの空間には広がりやすいのではないか」とふと考える時があったりして、実際ちょっと1番と2番でサビの歌い方(発生の仕方?)を変えてみたり。
「海の見える街」のイントロで、アコギと口笛のフレーズが会場のどこまで響いているか、頭の中で想像してみたり。
なんというか、内面ではすごくダイナミックなことが起きていたように思います。

そして、この日は、無料の配布音源を持参しましたが、11人の方にお持ち帰り頂いたようで、とても有り難く思っております。
次回、ボトムズアップにて、8月30日、「刃物たち」というイベントがありますが、その際にも持参するつもりです。
こちらの方も、ぜひともチェックして頂けたらと思います。

それでは、また。

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